私、SNS集客できたためしがありません。
Facebookもやる。
Xもやる。
noteも書く。
たまに技術解説系のYouTubeもやる。
実を言えば、2003年にはブログを書き始めているので、それなり?に長いこと、インターネットでの発信そのものは継続しています。
でも、
「SNSを見て、UTAGE構築をお願いしたいです」
みたいな流れで、高額の仕事を受注した経験は、実はほとんどありません。
フォロワー数で殴り合ったら、私は普通に負けます(笑)
じゃあ、どこから仕事が来ているのか。
改めて振り返ってみると、かなり偏っています。
高額なビジネスコミュニティ。
そこで知り合った方。
そして、そのコミュニティを運営している講師からの紹介。
だいたい、このあたりです。
もちろん、勝手に無許可で営業しているわけではありません。
講師の方に許可をいただいたうえで仕事を取っているし、運営スタッフの方から「UTAGEなら金城さんに相談してみたら?」と紹介いただくこともあります。
これだけ聞くと、「それって結局、お金を払って仕事を取りに行ってるってことじゃないの?」とも言えます。
……まあ。
ある意味、そうです(笑)
高額なコミュニティに参加するには、当然お金がかかります。
だから広告費とは少し違うものの、広い意味では「有料集客」と言えなくもありません。
でも最近、これを
地上戦・空中戦・ゲリラ戦
という視点で考えていたら、
(あれ? 私、意外とちゃんと戦場を選んでいたのかも)と思ったんです。
SNSは「空中戦」
ビジネスの集客を戦争にたとえるなら、SNSは、かなり典型的な「空中戦」です。
上空から広い範囲に情報を届ける。
Instagram
X
Facebook
YouTube
広告
一対一で話すのではなく、
一対多で、「私はこんなことをしています」と広く知らせていく。
認知を取るのが得意な戦い方です。
フォロワーが多い
拡散力がある
動画が伸びる
発信力がある
こういう人は、空中戦では圧倒的に強い。
逆に私は、ここがものすごく強いわけではありません。
発信は好きです。
文章を書くのも好きです。
でも、
SNSから毎月どんどん新規客が入ってくる、
みたいな状態ではない。フォロワー数もIMPもマジで伸びない。
少なくとも、
UTAGE構築という数十万円単位の仕事については、SNSが主な受注経路になったことはほとんどありません。
それなのに、
「SNSが伸びないんです」
となると、
「もっと投稿しなきゃ」
「ショート動画もやった方がいいかな」
「Instagramもちゃんとやらなきゃ」
「サブスタってどうなの?」
となる。
……いや、その前に。
そもそも私は、空中戦で勝つ必要があるんだろうか。
最近は、そこから考えた方がいいんじゃないかと思っています。
空軍を持ち合わせていないのに、
「もっと空中戦を強化しよう!」
って、言ってる場合じゃないですよね。
私が仕事を取っていたのは「地上」だった
一方で、私が仕事を受注している場所を見てみると、ものすごく「地上戦」なんですよね。
高額なビジネスコミュニティ
少人数の勉強会
講師との関係
参加者との会話
紹介
その場にいる人たちとの信頼関係
空から何万人に向かって、
「UTAGE構築、できますよー!」「UTAGE教えますよー」
と叫んでいるわけではありません。
もっと狭い場所に入って、
実際に人と接触して、
必要なタイミングが来たときに仕事になる。
しかも、
その場所には最初から、
ビジネスをしている人がいる
一定額を自己投資できる人がいる
商品を持っている人がいる
集客や販売導線を作ろうとしている人がいる
つまり、
UTAGEを必要とする可能性がある人が、かなり高い密度で集まっています。
考えてみれば、
100万人がいる場所で「UTAGE構築できます!」と叫ぶより、
UTAGEが必要になりそうな確率が高い100人がいる場所にアクセスした方が、
私にとってはずっと合理的です。
100万人に知られなくてもいい。
サポートが必要な可能性が高い100人の中で、「あ、この人UTAGEに詳しい人だ」と認識されればいい。
そう考えると、
ずいぶん話が変わります。
高額コミュニティで買っていたのは「人脈」だけじゃなかった
これまで私は、
高額なビジネスコミュニティに入る価値を
「学び」
「人脈」
「環境」
みたいな言葉で捉えていました。
でも、もうひとつあったんだと思います。
戦場へのアクセス権です。
誰でもいるSNSとは違って、
・一定の思想やビジネス観を共有した人が集まっている。
・一定以上の自己投資をしている。
そして何より、
・そのコミュニティを運営する講師との信頼関係がある。
そこから、
「UTAGEなら金城さん」
と言ってもらえる。
この紹介は、とても大きい。
SNSの場合、知らない人に対して私はまず、
「この人は誰なんだろう」
というところから信頼を作らなければいけません。
でも紹介なら、
すでに信頼されている人から、その信頼の一部を渡してもらえる。
これはかなり強い。
というか、
SNSで毎日「私は信頼できる人間です」と自分で言い続けるより、
信頼されている人から「この人に頼めば大丈夫」と言ってもらう方が、
そりゃ早いです(笑)
つまり私は、
SNSでゼロから信頼を積み上げる代わりに、
すでに信頼関係が存在する場所で戦っていたわけです。
じゃあ「ゲリラ戦」って何だろう
最初、
地上戦。
空中戦。
ゲリラ戦。
この3種類があるのかなと思っていました。
でも、考えているうちに、ちょっと違うなと思いました。
地上戦と空中戦は、「どこで戦うか」の話です。
一方でゲリラ戦は、「どう戦うか」の話なんじゃないか。
つまり、
ゲリラ戦は”第三の戦場”ではない。
地上でもできるし、
空中でもできる。
正面から大軍同士でぶつかったら勝てない。
だから、
自分が有利になる場所やタイミングに兵力を集中させて、局地的に勝つ。
これがゲリラ戦です。ランチェスター戦略ともいうかもですね。
ビジネスでも同じです。
大企業と広告費で競ったら負ける
インフルエンサーとフォロワー数で競ったら負ける
毎日何本も動画を出せるチームと、コンテンツ量で競ったら負ける
だったら、
そこで正面衝突しなければいい。
「もっと頑張れば勝てる!」
という話ではなく、
いや、そこ殴り合う場所じゃなくない?
ということです。
努力量を増やす前に、戦場を変えた方が早いこともあります。
私の場合、「UTAGEで困った」という局面だけ取ればいい
たとえば、ビジネスコミュニティには、いろんな人がいます。
コピーが得意な人
広告が得意な人
営業が得意な人
経営が得意な人
デザインが得意な人
その中で私は、すべてにおいて一番である必要はありません。
普段から一番目立っている必要もない。
でも、
「UTAGEでこれどうやるの?」
「販売導線を組みたいんだけど」
「ステップメールとLINEをどう繋げる?」
「このファネル、どう作ればいい?」
という局面になると、急に私の武器(スキル)は攻撃力が上がります。
普段、しょぼしょぼな攻撃力しかないくせに、
UTAGEの話になった瞬間だけ、
いきなり、スーパーマリオでいうところの「スター」を獲得した!みたいな感じになるわけです(笑)
⭐️テッテッテッ、テ、テッテテテッ♪
(マリオ、無敵モード突入のBGMをぜひ脳内再生してください)
つまり、
コミュニティ全体を取りに行く必要なんてなくて、
「UTAGEで困った」という局面だけ取ればいい。
これって、かなりゲリラ戦なんですよね。
常に戦わない。必要なところだけ出ていく。
そして、自分が強い場所だけ取る。
「全部できる人」になる必要はない。
むしろ、全部の戦場で平均点を取ろうとすると、どこでも決定打がなくなります。
それより、
「ここだけは私」
という局面を持っていた方が強い。
ゲリラ戦を仕掛ける場所は、人によって違う
ここが大事だと思っています。
誰にとっても、地上戦が正解なわけではありません。
もちろん、空中戦が正解なわけでもありません。
たとえば、
すでにフォロワーが1万人いる人なら、その影響力を使った方がいい。
空中戦で戦う方が圧倒的に有利です。
既存のお客様との関係がものすごく強い人なら、紹介やリピートを中心にした方がいい。
それは地上戦。
検索されるような専門知識を持っているなら、noteやブログ、YouTubeで、ニッチなテーマを徹底的に取るのもいい。
これは空中戦の中のゲリラ戦です。
話すとものすごく強い人なら、SNS投稿を100本書くより、少人数セミナーを毎月開催した方が売れるかもしれない。
人脈が強いなら、紹介を起点にした方がいい。
広告費があるなら、広告を使えばいい。
つまり、「SNSと広告と紹介、どれが一番いいですか?」という問い自体、あまり意味がないのかもしれません。
なぜなら、その人が何を持っているかによって、正解が変わるからです。
なのに私たちは、
「今はショート動画ですよ」と言われたらショート動画。
「これからはAIです」と言われたらAI。
「メルマガが大事です」と言われたらメルマガ。
もう、
武器商人に言われるまま装備だけ増えていくRPGみたいになります(笑)
でも、武器を増やす前に、
先に見た方がいいものがあります。
まず「自分の資産」を見た方がいい
私たちは、集客がうまくいかなくなると、すぐに新しい武器を欲しがります。
Instagramが伸びない。
じゃあ、リールを学ぼう。
Xが伸びない。
じゃあ、投稿術を学ぼう。
発信が続かない。
じゃあ、AIを使おう。
集客できない。
じゃあ、広告を学ぼう。
資格を取ろう。。。
新しいサービスを作ろう。。。
新しいSNSを始めよう。。。
その結果、
Canva
ChatGPT
Instagram
Threads
X
YouTube
メルマガ
LINE
Substack
……装備欄だけパンパンです。
もちろん、
それが必要なこともあります。
でも、その前に、
一回くらいは
「私はすでに何を持っているんだろう?」
を考えてもいい。
フォロワー
顧客リスト
専門知識
実績
経験
人脈
既存顧客との信頼
資金
時間
コンテンツ
営業力
話す力
文章力
紹介してくれる人
参加しているコミュニティ
若さと美貌w
こういうものは全部、
ビジネスにおける「資産」です。
ただし、
資産は持っているだけでは武器になりません。
その資産が強くなる場所に持っていって、初めて武器になる。
たとえば、私の「細かすぎる」という性格も、
SNSでは「長い」「読むのしんどい」で終わるかもしれない。
でも、数十万円の構築案件では、
「そこまで見てくれるんですか」
に変わる。
同じ性質なのに、
戦場が変わるだけで評価が逆転する。
これ、かなり大事だと思うんです。
私は「SNS集客できない人」だったのか
今回この話を考えていて、
ここが一番面白かったところです。
私はずっと、(SNS集客できてないなぁ)と思っていました。
実際、できていません(笑)
そこは別に、話を盛りません。事実です。
でも、
だからといって、
仕事が取れていなかったわけではない。
別の場所では取れていた。
なんなら、書籍(紙の本)も出版できた。
https://amazon.co.jp/dp/4905084865/
ということは、
問題は
「SNS集客ができないこと」
ではなかったのかもしれません。
私はただ、
SNSという空中戦よりも、
濃いビジネスコミュニティという地上戦の方で、
手持ちの武器が強くなるタイプだった。
そして、
「UTAGEで困った」
という局面だけを取りにいくことで、
仕事に繋げていた。
そう考えると、
足りなかったのは、
フォロワーではなかったのかもしれません。
むしろ、
「フォロワーが足りない」
と思っていたこと自体、
他人の戦場を見ていたからなのかもしれない。
SNSで強い人を見れば、フォロワーが欲しくなる。
広告で売っている人を見れば、広告をやりたくなる。
YouTubeで売っている人を見れば、YouTubeを始めたくなる。
でも、
その人にはその人の資産がある。
自分には自分の資産がある。
ここを無視して、
「成功している人と同じ戦い方をしよう」
とすると、
わりと簡単に沼ります。
SNSが伸びないから、もっとSNSを頑張る。
それもひとつの戦略です。
広告で勝てないから、もっと広告費を増やす。
それもひとつ。
でも、その前に、
一度だけ考えてみてもいい。
そもそも、そこで勝つ必要があるのか?
武器が弱いのではなく、
その武器が強くならない場所で戦っているだけかもしれない。
新しい武器を買いに行く前に、いったん自分の手元を見てみる。
そして、
その武器が一番強くなる場所を探す。
たぶん、
戦略ってそういうことなんじゃないかと思っています。
そもそも、無用な「戦」を「略す」ためのものだから。
戦略とは、強い武器を手に入れることではなく、
手持ちの武器が強くなる戦場を選ぶこと。
この記事で、思い当たるフシがあったら、ぜひ、リスタックしてNoteに書いていただけるとうれしいです。


